●ピアノ防音室の騒音対策
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ピアノを弾いていて、外の道路の音が気になったり、内部の空調の音がうるさかったりすると、演奏に集中できません。ピアノ室で快適に演奏するためには、室内の静けさが必要となります。室内で生じる騒音源は、外部から侵入する騒音及び室内で生じる設備騒音です。室内の設備騒音に対する設計目標は下記表に示すようにNC-20〜30程度です。また、外部騒音については建設予定地の環境騒音を事前調査し十分検討した上での設計が必要となります。 |
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●ピアノ防音室内の騒音値
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より良い音質で良い練習の環境を実現するには、ピアノ防音室内の静けさが必要となります。室内で生じる騒音源は、外部から侵入する騒音及び室内で生じる設備騒音です。室内騒音の設計目標は下記表に示すようにNC-25〜30程度です。また、外部騒音については建設予定地の環境騒音を事前調査し十分検討した上での設計が必要となります。 |
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●dB(A)による評価
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騒音レベルは、騒音計のA特性という聴感補正回路をつかって測定した値で、A特性とは、人間の耳に感じる騒音の大きさが、耳の感度が低音域に対して鈍感であるという性質のフィルターです。騒音レベルdB(A)は、測定も簡単で、人間の耳に感じる音の大きさともよく対応するため、騒音の基本評価値として一般の人たちにもわかり易いため、広く用いられています。通常、街中の街頭表示や一般の人たちが何dBと言っている値は、この値です。 |
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●NCによる評価
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下記グラフに示す評価曲線で、各周波数の分析値をグラフにプロットし評価する。日本建築学会では、N曲線という評価に移行しているが、昔からのNC曲線の評価の方が浸透していて、一般に使用されています。 |
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